思春期の子どもは難しい

最近思うこと

子どもが思春期に入りました…自分の意思をもって、自分の考えを持つことができるのはとても良いことですが、それ故に親としてどう対応すればいいのか迷うことが増えました。

思春期のお子さんをお持ちの皆さんはいかがでしょうか?

今日はそんな、思春期の子を持つ親として戸惑いを整理してみようと思います。

宿題をやらない子ども

こんなことがありました。子どもは塾に通っていますが、とある週末、土曜日が別の習い事で忙しくて、宿題ができませんでした。週明けの月曜日が次の塾のある日なので、その日までに仕上げないといけませんが、幸い、子どもは日曜日は何も予定が入っていませんでした。

普段、学校に習い事に忙しくしている子どもを見て、「たまの休みくらいゆっくりさせてやりたい」と思いながらも、塾の宿題は月曜日という期日があるので子どもに声を掛けます。

私:「ゆっくり休みたいだろうけど、完璧にやり終えなくてもいいけど、1時間でも集中して宿題に取り組んでおいた方がいいよ。」

その時は子どももうなずいていました。1日のうちの1時間だから、それくらいなら取り組めるかなと大人の感覚で伝えました。

日中、私は仕事があったので、夜になって子どもに確認すると

子:「宿題には取り組んだが、まだ残っている」

ということでした。確認すると、結構残っているではありませんか。

私:「明日、学校から帰って塾に行くまでの時間でも取り組めるけど、今から少しでも取り組んでおいた方が楽なんじゃない?」

と提案しました。子どもは一応取り組みはするものの、結構な量が、しかも苦手なところを残していたので時間がかかります。残酷にも時間は過ぎ去り、寝る時間が近づいてきました。眠たくなるとさらに能率が上がらず、宿題は進みません。私も一緒に横について少しでもサポートするのですが、子どもはイライラしだしさらに取り組みが悪くなり…結局最後まではできませんでした。

翌朝、子どもを見ていると学校に行くまでに少し時間が余っていたようなので、

私:「帰ってきてからするのも大変だから、10分でも15分でも宿題を進めておく方がいいんじゃない?」

と提案します。すると子どもは

子:「だから、昨日、遅くまで、できるところまでやったじゃないか!」

と怒り出してしまいました。

私:「学校から帰ってきてするのも大変なんじゃないかと思って、少しでも減らしておけるといいのかなと思ったんだけど。」

長くなりましたが、こんなやり取りがありました。改めて自分で見てみると私、しつこいですね。

自己責任

私自身、これまで仕事で多くの思春期真っただ中の子どもたちとやり取りをしてきました。その中で、小さいうちはこちらが

「やりなさい」

指示をすれば取り組むことができていました。しかし、大きくなってくると大人がいくら言っても自分が「やりたくない」と思えば、取り組まないので、仕事では提案をする程度にして、あとはできなくても自己責任として困ってもらおうと思っていました。

もちろん我が子の場合もそうです。塾の先生ともお話しした時に、

先生:「この年代に入れば『自己責任』だと伝えています。点数が取れないのはやらなかった自分の責任。逆に、やれば点数が取れるのも自己責任。自分の取った行いが返ってくる、がんばったらその分成果が表れるということを学んでほしい。」

と言われました。その通りだと思います。なのに、わが子となるととても難しいのです。

やった分だけ、結果が返ってくるということはぜひ体験してほしいと思いますが、私たちは自分の経験からやらなければ結果が返ってこないということも知っているのです。そしてその負債がたまってしまうと頑張ろうとするモチベーションも下がっていくことも知っています。

…そう考え始めると心配になってしまっているというのが私の現状です。

私自身、座右の銘とは言いませんが、一時期、好きな言葉がありました。

為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人のなさざる成りけり

上杉鷹山

まさに塾の先生が言う通りの言葉ですよね。ただ最近では、この言葉は「頑張らなければならない」と必要以上に迫られているような気がして、ちょっとしんどいなぁと遠ざかっていましたが…

親にとっても子どもにどう対応するかは自己責任

自分の思春期時代を振り返ると、親に先どっていろいろ細かく言われると、腹が立ったことを覚えています。

そして今自分で我が子に伝えていても、「こんなこと言われるのも嫌だろうなあ」と思いながら話しています。

子に自己責任を迫るように、親としての言動も同じように自己責任です。そして親には子を育てる責任があります。この

子を育てる責任

がとっても厄介です。

子は勝手に育つ

と言いますが、どんなふうに育ってほしいのか、どう育てていけばいいのか、本当に迷いどころです。

親として、必要な助言・提案は子どもにしたとしても、それで自分の思う通りに行こうが行くまいが、そのことも含めて責任を持つと、腹をくくることが大切なのでしょうが、受験や就職というように今の現代社会で生きていこうとすると、不安にさせられることがいっぱいあって本当に難しいです。

おそらくそんなジレンマを、思春期の子どもをお持ちの方なら感じておられるのではないでしょうか。

ここまで書いてきて、自分で思いますが、親としての考え方を押し付けようとしてしつこくかかわる親になっていますね、私。

自分の意思を持ち始めると、やはり、子どもも一人の個人です。子どもの考えも聞き入れながら、互いの意見を交わすことが大切ですね。

今日は子どもと出会ったら、振り返り、じゃないですが、子どもと落ち着いて話をしてみようと思います。

あぁ、やっぱり子育てって難しいですね!

とりとめもない話をここまで見ていただきありがとうございました。

もう少し整理して、今度は専門家としてこの話を振り返ってみようと思います。

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